第3回 大空町まち巡りツアーを開催しました!
2024年11月30日(土)「大空町に定住をサポートする会」主催『第3回大空町まち巡りツアー』を開催しました。
参加者は、今年、大空町に移住した5名と、埼玉県からのご夫妻。案内と裏方を担当したのは、「大空町に定住をサポートする会」サポート会員3名+役場職員4名です。
大空町の紹介をしながら、大空町の東藻琴エリアと女満別エリアを巡りました。
大空町役場(女満別)~東藻琴道の駅
当日は前日の悪天候(雪に風、道路ツルツル)が嘘のように穏やかな天気です!
ツアーに参加してくださった皆さんの、日頃の行いが良いおかげです…。感謝!
「大空町に定住をサポートする会」福田会長に出発の挨拶をいただき、参加者もそれぞれに挨拶をした後、車に乗り込みます。
福田さんはお蕎麦ランチの準備があるため、少しお別れ。
まずは、「道の駅ノンキーランドひがしもこと」で合流される2名をお迎えに、東藻琴エリアへ向かいます。
道中、大阪出身の2名が、初対面とは思えない爆笑トークで、車内を盛り上げてくれました。
車窓から見える山々や、秋まき小麦の緑織りなす畑の景色を見ながら、あっという間に東藻琴の道の駅に到着!
道の駅には、カニの自販機や29分の1の確率で最大1万円のお肉が当たる『肉ガチャ』等、色々と気になる物がありました。
道の駅 ノンキーランドひがしもこと
〒099-3244 北海道網走郡大空町東藻琴100
📞0152-66-3600 営業時間 9時00~18時00分
移住者の2名が合流し、まずは最初の目的地、山園小学校の跡地へ向かいます。
山園小学校の跡地で鮭の遡上見学
「山園小学校跡地」側の川沿いに、トンビ、カラス、オジロワシやオオワシが沢山居て車内は大興奮!(オオワシはかっこいいのです。)
山園小学校の跡地には川があり、橋の上から鮭の遡上を見ることができます。
懸命に遡上をする鮭がいっぱい!
参加者からは「鮭の遡上を見たのは初めて!すごく良かった!」と感嘆の声をいただきました。
ちなみに北海道の方言で、産卵を終えた鮭は『ほっちゃれ』と呼ばれていて、『(美味しくないから)放っちゃれ』『捨てておけ』の意味だそうです。
生と死の交差する場所で、種を繋ぐため懸命に生きようとする鮭は、太陽の光でキラキラと力強く輝いて見えました。
大空八景 藻琴山登山口からの眺望
遡上見学の後は、「藻琴山登山口」に到着!
大空八景の一つで、天気が良いと知床連山やオホーツク海、真冬には流氷も見られます。
綺麗な青空が広がる最高のお天気で、雪をまとった斜里岳がくっきりと見えました。
ここで記念撮影をパシャリ。みんな良い笑顔で撮影が出来ました♬
乳酪館~すがの商店
続いてやってきたのは、チーズ好きには堪らない美味しいチーズを製造・販売している「乳酪館」。
「ふるさとまつり」が行われる公園や、パークゴルフ場も隣接していて、ご家族でも楽しめるスポットです。
ここでは、チーズ作り職人たちがチーズを作る様子が見学出来ます。(曜日と時間による・要確認)
この日は、残念ながらチーズ作り作業は終わっていましたが、熟成中のチーズを沢山見ることが出来ました。
売店では、美味しいと評判のひがしもこと牛乳や、大人気のチーズを使用したピザやソフトクリームもあります。
お土産用のチーズを購入したり、チーズ作りの展示をみたりして、短い時間でしたが「乳酪館」を楽しみました。
その後は、東藻琴エリア市街地、高齢者支援ハウスや診療所、小・中・高等学校や商店、東藻琴総合支所や図書館、認定こども園、温泉などをご案内して、大空町の老舗菓子店「すがの商店」へ。
創業90余年。地産地消と、手作りにこだわったお菓子を提供されている、老舗のお菓子屋さんです。
大空町のスイーツといえば「すがの商店」の「生どら」があがります。
あんこと生クリームを絶妙にミックスした餡を、一枚一枚、手焼きした分厚い生地で挟んでいて、あんこが苦手な方でも「これなら食べられる!」と言われるとか。
スイーツ好きな方はぜひお試しください!
ひがしもこと乳酪館
〒099-3233 北海道網走郡大空町東藻琴409番地の1
📞0152-66-3953 営業時間 9時00分~17時30分(月曜・休)
すがの商店
〒099-3244 北海道網走郡大空町東藻琴353
📞0152-66-2723 営業時間 8時00分~18時00分(日曜・休)
そろそろ、お腹がペコペコです…!
女満別地区でお昼ご飯を食べるため、女満別研修会館へ向かいます。
しげちゃんの手打ち蕎麦
町の研修会館の調理室をお借りして、「そば打ち名人しげちゃんの手打ちそば」でランチです!
一歩部屋に入るとお出汁の良い匂い…!
「そば打ち名人しげちゃん」こと福田さんは、役場を定年後、さまざまな肩書きで活躍されています。
大空町産のそば粉を使ったお蕎麦は絶品で、「食べた人は皆うどん派から蕎麦派になってしまうのでは…?」
と、私は勝手に思っています。
女満別で獲れたスジエビの甘いかき揚げや天ぷらも乗せ放題だったので、ここぞとばかりに大盛りにしてしまいました。
福田さんがうどんも用意してくれており、それもまた絶品でしたので、今現在、私はうどん派と蕎麦派をいったりきたりしています。
しげちゃんの蕎麦は、大空町の「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」で購入可能です。
道の駅 メルヘンの丘めまんべつ
〒099-2356 北海道網走郡大空町女満別昭和96-1
📞0152-75-6160 営業時間 9時00分~18時00分
女満別駅と元町遺跡
美味しいお昼ご飯のあとは、ツアーも後半、女満別エリアを巡ります。
女満別湖畔で下車し、すぐ近くの女満別駅まで徒歩で散策。
女満別駅は三角屋根が特徴のメルヘンな建物です。
図書館と喫茶店が併設されており、パークゴルフができる公園や、おしゃれな藤の花回廊、ポケモンマンホールもあります。
この日は古本市も開催されていました。
こちらの記事では、女満別駅や道の駅のメルヘンにまつわる謎を探っています!
↓
https://ozoralife.com/expedition/11710/
「元町遺跡」へ。
10世紀ごろ、オホーツク文化と擦文文化が融合して出来た文化の時代に、造られたとされる竪穴式住居(復元)を見学しました。
その時代から、現代まで約1100年余り、環境と生活の大きな移り変わりを感じました。
メルヘンの丘とオーヴェールの丘
次にやってきたのは、大空町を代表する場所「メルヘンの丘」。
四季折々の美しい色彩と風景が、町民のみならず、沢山の観光客の目を楽しませてくれます。
道外の方からは、冬の景色が特に人気のようですが、皆さんはどの季節の「メルヘンの丘」が好きですか?
メルヘンの丘から車で5分、「オーヴェールの丘」に着きました。
「オーヴェールの丘」は、フランスのオーヴェール地方に似ていることから、その名が付けられました。
黒澤明監督の映画「夢」の第5話、「鴉(からす)」のロケ地としても有名です。
「鴉」は青年がゴッホの絵の中に入り込み、ゴッホ自身と出会うお話です。
この場所はゴッホの絵画「カラスのいる麦畑」を再現するシーンで使われ、映画では250羽のからすが使われたそうです。
「北海道に来た気がする!」と言われる、広々とした景色。
暖かくなったら、この道を自転車で走ってみるのも素敵ですね。
「メルヘンの丘」も「オーヴェールの丘」も、農業が基幹産業の大空町ならではの農村景観です。
楽しむのは景色だけ、農家さんの大切な畑には、絶対に入らないでくださいね。
珈琲名人の珈琲講座
まだまだご紹介したい場所はありますが、そろそろ休憩にしましょう。
女満別研修会館へ戻り、美味しい珈琲とおやつをいただきます。
「町の珈琲名人」河西(かさい)さんは、一年前に東京から移住して、「定住をサポートする会」のサポート会員でもあります。
コーヒーショップを経営されていた元バリスタで、今回は光サイフォンを使って、こだわりの珈琲を淹れてくれます。
参加者も珈琲の淹れ方を教わって、自分で淹れた珈琲も楽しみました。
おやつは大空町の「TABINEKO CAFE」さんが、特別に焼いて下さったカヌレです。
河西さんは、この日の為にカヌレに合う珈琲豆を選んで下さいました。
「TABINEKO CAFE」のご夫婦も移住者さんで、ジブリ映画のような可愛らしい店内では、時間がゆっくり流れているように感じます。
とっても素敵なお店なので、ぜひ足を運んでみてください。
TABINEKO CAFE
〒099-2303 北海道網走郡大空町女満別豊里175
営業時間 7時30分~9時30分、11時30分~16時00分(火曜、水曜、木曜・休)
美味しい珈琲と、おやつのカヌレをいただきながら、福田さんから大空町裏話を聞いたり「○○と言ったら○○だよね」ビンゴで和やかに交流。
おしゃべりに花が咲いてしまい、移住や定住のための質問タイムをする予定が、時間切れになってしまいました。(ごめんなさい!)
懇親会 和助
まち巡りツアーはひとまずここで終了。
お別れのあいさつの後、福田さんの案内で商店街を回って、夜の懇親会会場へ向かいます。
町はすっかり冬の冷え込みに包まれ、わずかに歩くだけで体が震えます。
懇親会会場の「居酒屋 和助」に到着。
ここで、この日の前日に引っ越してきたばかりの移住者さんと、「大空町に定住をサポートする会」のサポート会員さんも加わって、にぎやかに時間が過ぎていきます。
お通しは新鮮なお刺身、その後、もつ鍋や焼き鳥、揚げ物と、次々にテーブルに並べられ、全てが盛り沢山!
お腹も心もすっかり満たされました。
お酒を飲みながら、「水道の水抜きはどうやるの?」「除雪道具は、どんな物を用意したらいいの?」など、初めての北海道の冬を迎えることになる、移住者さんならではの疑問・質問で盛り上がりました。
居酒屋 和助
〒099-2321 北海道網走郡大空町女満別西1条4丁目1‐9
📞0152-77-3230 営業時間 17時00分~22時00分(日曜、月曜・休)
以上、まち巡りツアーの様子をお届けしました。
参加された皆さん、大空町にお越しいただき有難うございました!
-----最後までお読みいただき有難うございました!
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