お試し暮らし中に、講座体験してみませんか?
移住を検討されている方が気になることといえば、生活環境や住みやすさの他に「実際どんな人が住んでいるのかな?」「自分は地域の人とうまくやっていけるかな?」など、『住んでいる人』は大きなポイントではないでしょうか。
「お試し暮らし中に地域の人と関わってみたいけど、どうやって人と知り合うことができるのか分からない。」そんな方も多いはず。
お試し暮らし中の地域交流として、講座を楽しく学びながら、町民の方や移住の先輩からお話を伺う事ができる「大空町に定住をサポートする会」会員の方の講座をご案内しています。
〇「大空町に定住をサポートする会」って?(以下サポート会)
大空町に移住を希望されている方や、移住された方をサポートする会です。
町内のさまざまな企業の方や、大空町に長く住んでいてまちの情報に詳しい方、先輩移住者が会員として、相談や疑問に答えてくれたり、まちづくり推進室の移住・定住に関するイベントに積極的に関わって下さっています。
また、大空町には移住者さん同士の交流や相談の場として「移住者友の会」もあります。
この秋、大空町で2週間程お試し暮らしをされた、香川県在住のYさん。
大空町で「町を知るため、色々な体験をしたい、地域の人と関わりたいです。」とのご希望があり「サポート会」会員の開催するコーヒー講座と、そば打ち体験講座をご案内させていただきました。その様子を私(役場職員)が取材させていただきました!

DAY1 河西(かさい)かおりさんのサイフォンで淹れるコーヒー講座
静かな商店街の一角に、香ばしいコーヒーの香りが漂うお店『喫茶エイドコーヒー』があります。
このお店の店主河西(かさい)かおりさんは、3年前に東京都から大空町へ移住されました。サポート会会員で、本日のコーヒー講座の先生です。
こだわりのコーヒーの淹れ方を教わりながら、河西さんに大空町へ移住されたきっかけや、住んでみて良かった事などお聞きしました。

〇移住されたきっかけは?
東京で珈琲スタンドを経営してしていたけれどコロナ禍で会社員等のメインのお客様が減少。
地方でコーヒー屋をやりながら、副業で生活している方の記事を読み、出身地の北海道への移住を考えました。
移住先を調べていたら、タイミングよく大空町でオンラインのまち巡りツアーがあり、それに参加。
そこからお試し暮らしで大空町へ来ることに。
驚いたのが、部屋が東京の2倍の広さで家賃が半分!「もう、ここに住んじゃおう!」と思いました。
移住してからは、元々やっていたWebデザインの仕事をしながら、カフェのスペースを間借りしてコーヒースタンドをやったり好きなことを仕事に出来ました。
「商店街を元気にしたい」という気持ちがあり、町のイベントに積極的に参加したり、企画したりもしています。
○大空町へ住んで良かった事は?
空気が綺麗で人がおおらか。何かやりたいと言うと、すぐ「手伝うよ」と声をかけてくれる人がいる。移住後はマラソンが趣味になりました。
大空町は景色がよく、どこでも走れるのが魅力ですね。
○お店の名前の由来は?
エイドコーヒーの由来はマラソンの「エイドステーション(補給・給水拠点)」です。
「エイド」には救助、助けるという意味があるのですが、一息ついてエネルギーをチャージしてもらえたら、という思いを込めてつけました。
ペンギンをモチーフに使っているのは、物心ついた時から好きだから。深い意味がなくてごめんなさい。(笑)
○大空町へ移住を検討されている方へ。
「まずは来てみたら?」と言いたいです。
移住というとハードルが高いので、まずは大空町へ来て、大空町の空気や人を感じてみて欲しいです。
河西さん、沢山の質問にお答えいただきありがとうございました!
Yさんからは「通信の教材でコーヒーを学んだけれど、人が来たときに出す位で、日常的にコーヒーを淹れたりはしていませんでした。
この講座で浅煎りや深煎りコーヒーの違いが分かったし、もっと自分で淹れて飲めるようになりたいと思いました。
そして、大空町で働く事について、不安もあったけど、好きなことを仕事にするイメージが前よりも膨らんだ気がします。」
と感想をいただきました。

お店の前で記念撮影。初対面とは思えない位、自然にお話が弾んでいました。
喫茶エイドコーヒー
https://www.instagram.com/cafeaidcoffee/
DAY2 しげちゃんのそば打ち体験講座
別日にYさんは、大空町のそば粉を100パーセント使った、こだわりのそば打ち体験講座に参加されました。
講師は、しげちゃんこと福田重幸(ふくだ しげゆき)さんで、大空町の元役場職員です。
今は「サポートする会」の会長を務めながら、そば打ち同好会の会長も勤める等、長年大空町で大活躍されている、大空町マスター(?)のような存在です。
そばは、大空町の道の駅や、町のお弁当屋さんで「しげちゃんの手打ちそば」として売られていて、大人気!
そば打ち同好会には、お弟子さんがなんと20人以上いらっしゃるそうです。

福田さんは店舗を持たず、自宅で自慢のそばを打って、道の駅で販売しています。
大空町のそば粉を100パーセント使う事は絶対に譲れないこだわりだそうです。
そば打ちを始めたきっかけを伺うと、
「自分はバスケをやったりずっと体育会系で、年を取って何も出来なくなるのは嫌だな、と思ったんですよ。そばが好きで打ちたいと思ったのが40才くらい。でも、そば打ちを教えてくれる人が居ない、本を買っても分からない。その後、師匠が一人出来まして、人から教わり、自分でも勉強しました。」と、当時を振り返り、「自分で打つようになって、自分のそばが一番美味しいから、他のが食べられなくなっちゃった。」と笑いながら話してくださいました。
お話を伺って、沢山の努力と「そばが好き!」という福田さんの純粋な気持ちが、皆に愛されるそばを生み出してくれたんだな…、と感じました。
体験は自宅の2階をリフォームして、そば打ち道場として保健所に許可を取った教室に直接伺います。
Yさんはエプロンと帽子をお借りして準備万端!
とってもお茶目に、ポーズを取ってくれました♪
「香川県にはうどんのお店が多く、そばの店は100軒に1軒位で本当に少ないんです。そばは高級なイメージでめったに食べないです。大空町でそば打ち体験が出来ると思っていなかったので、貴重ですね。」とお話してくれました。

こだわりのそば粉を使い、二八そば作り。
「そば打ちは粉を砂から石にしていく作業。」と福田さんが見本を見せてくれ、丁寧に作業を教えてくださいました。
特注の作業台を使用して、各工程を経て、三角錐に仕上げた麺を伸ばし、最後は麺を切る作業。
大きな包丁で麺を切るのを、私は最初、ドキドキして見ていましたが、Yさんは初めてとは思えないほど、そばを切るのが上手。
手際よく切られたおそばがとても美しかったです。
そば打ち体験講座の後は、
福田さんが大空町の中でどのように地域と関わってきたか、老後を考えた時の暮らし方など、長年大空町に住んだ方だからこそわかるお話を沢山聞かせていただきました。
そして、
「大空町の魅力はやはり利便性の良いところだね。空港も高速バスもありJRの特急も止まるので、子供や孫に早く会えるのが嬉しいですね。あと、大空町は除雪も綺麗にやってくれるのが安心して住めるポイントです。」とお話しして下さいました。
「何か、老後の話ばっかりになっちゃったけど…。」と皆で笑って講座は終了しました。
後日、Yさんから
「うどん県の私にとって、そば打ち体験はとても興味深いものでした。同じ太さに切るのは非常に緊張しましたし、自分で茹でるのは難しかったですが、味はとても美味しかったです。
福田さんは職人さんだなぁと思いました。大空町で新しい事を試みているのがよく伝わりました。大空町、私は関わった人が皆さま良い人ばかりで大好きな場所になりました。もっともっと魅力を伝えて一日で回れないくらいの観光地になれば良いと思いました。」
と嬉しい感想をいただきました!
Yさん、ご感想ありがとうございました!
しげちゃんのそば打ち体験
(打ったそばはお持ち帰り)2,000円
〒099-2325 女満別西5条3丁目6-5
TEL 090-2698-4505
いかがでしたか?
お試し暮らし中の地域交流として「サポート会」の方の、講座を体験してみてはいかがでしょうか。
今日も元気な”あの人”からお話を伺う事で、大空町”沼”にはまってしまうかもしれませんよ。
-----最後までお読みいただき有難うございました!
北海道大空町への移住相談は、大空町役場「まちづくり推進室」にて随時承っております。
オンライン移住相談も可能です、どうぞお気軽にお問い合わせください♪
                      
                      
                      