移住者インタビュー
第1回目は、パン屋を経営する平岡さんにお話を伺いました。
神奈川県川崎市出身。東京のパン屋に勤めていたが退職し、現在は大空町でパン屋を経営。趣味は読書と音楽鑑賞。
大空の下で、じっくりパン作り
平岡 映二 さん、直子 さん(2001年、神奈川県川崎市より移住)
「大空町の小麦を使って パン屋を経営しています。
オホーツク、大空町の小麦がパンに適している。お水もお肉もフルーツも素晴らしいです。」
東京のパン屋に勤めている時に、麦の生産過程、原材料である麦自体の勉強をしたくて、会社を退社して十勝で農業実習をさせていただきました。
半年間住み込みで、実際の農家の仕事を体験させていただいたんですが、色々と調べているうちに、パンに向く麦の品種はここじゃない。オホーツク管内の方が生産量が多いということがわかったんです。
お店の近くにある「メルヘンの丘」の麦畑
そんな時、十勝での研修中にオホーツク、大空町に足を運ぶことがあったんです。すぐにここの風景が気に入りました。自分の思っている北海道、都会人が思う北海道のイメージが、田園風景・海・流氷などロケーション的にもすごく満足でした。しかも空港が近い!!商売をしていく上で、近隣にある程度人口のある街もあったからここでお店をやろうと決断しました。
美味しい食材が多く、パン作りには最高の環境
移住してお店を立ち上げる時にはオホーツク産の「春よ恋」という小麦でパンを作っていたんですが、女満別の農協の方から、「女満別でパンに向く小麦粉を作ったので使ってみてくれないか」と言われ、今では女満別の粉を主流にしてパン作りをしています。
美味しい食材が多く、パン作りには最高の環境ですね。それから、大空町はさくら豚を町の特産と位置付けていて、僕も実際にオリジナルでさくら豚を使ったソーセージを使ってパンを作ったり、さくら豚のミートソースでピザパンを作ったり、地元でフルーツを栽培している方からブルーベリーやラズベリー、梅やハスカップなどを仕入れて使ったり地域資源を十分に活用した商品作りを心がけています。
最後に、大空町は近隣に大きな商店がある街があり、地元にも必要最低限のものが揃う商店があるので、車が使えれば不自由がないです。
本州から来る方は冬にネガティブなイメージがあると思いますが、今はきちんと除雪がされているので 国道はむしろスタッドレスなしでも走れるんじゃない?って思うくらいの日があるくらい(笑)でも、それくらいきちんと除雪されているので、冬へのネガティブなものも想像していたより全然ないですよ。
自分自身は自営業ということもあるけれど、職場が近いため大空町では通勤に時間がかかりません。
もちろん通勤ラッシュもないです!
店内の様子
北海道大空町移住者インタビュー① – Spherical Image – RICOH THETA
「天使のパンや ブランジェアンジュ」
地元の人に愛される、おしゃれなパン屋さん。
北海道大空町発、北海道産小麦をはじめ地元でとれる卵、牛乳、湧水などオホーツクの大地の恵みをたっぷり使った手作りパンを作っている。
設立:2003年(平成15年)12月
代表者:平岡映二
所在地:北海道網走郡大空町女満別夕陽台1-4-25
Webサイト:http://www12.plala.or.jp/boulanger-ange/
Facebook:https://www.facebook.com/boulangerange/