移住者インタビュー

第4回目は、2016年(平成28年)に地域おこし協力隊として大空町に移住した安倍利夫さんにお話を伺いました。

安倍利夫さん(47歳)
2016年に岡山県倉敷市から移住

安倍利夫さん(47歳)
2016年に岡山県倉敷市から移住

埼玉県出身。
現在、奥さんと中学2年生・小学4年生の娘と小学2年生の息子の5人家族。
現在は、NPO法人オホーツク大空町観光協会にて、めまんべつ観光夏祭り等のイベント運営、SNS等での情報発信や観光案内を行っている。
家族の休日の時間が合えば、周辺地域(網走市・北見市など)に買い物に行くことが多い。

 

北海道で観光の仕事がしたい!

移住したきっかけ

出身は埼玉県です。大空町に移住する前は、岡山県倉敷市で雑貨店の販売員として働いていました。
全国各地に支店があり、北海道旭川市の支店に配属され1年半ほど暮らしたことが北海道との出会いです。

そこで、北海道富良野市出身の奥さんとも出会い結婚しました。
再び転勤となり、奥さんと共に高知県などに移動し、最後は岡山県倉敷市で働いていました。

中国・四国地方の担当だったので、仕事で様々な地域を見る機会が多く、観光に興味を持ちました。
また、旭川市で暮らしていた時に北海道って良いところだなと感じ、どうせやるのなら北海道で観光関係の仕事を行いたい!と思っていた。

求人情報のサイトで観光関係の仕事を探していて、「地域おこし協力隊」というものがあることを知りました。
一般企業も考えていたのですが、募集期間が短く採用時期のタイミングがなかなか合いませんでした。
それに比べ、地域おこし協力隊は募集期間が長く探しやすかったですね。

まだ、地域おこし協力隊の知名度が低く周りにも詳しく知っている人がいなかったため、自分で調べたり東京などで行われていた地域おこし協力隊の説明会に参加し、希望と合うところを探していました。
また、北海道の市町村が集まっている説明会にも参加しました。

今では、各市町村で観光に関する地域おこし協力隊の募集が多いですが、当時は少なかったため探すのは大変でした…。
また、働くのであれば、これから観光を盛り上げていくような地域で働きたいと思っていました。
そして、大空町の地域おこし協力隊で観光関係の募集をしているのを見つけました。
観光推進員として、観光に係る仕事内容でした。
第一印象で面白そうだなと思い、大空町という町名にも惹かれ、地域おこし協力隊で働こうと決めました!

大空町役場の商工グループに配属されました。
仕事内容としては、SNSやYouTubeでの観光情報の発信やイベントのお手伝い、町民向けにも紙面での情報発信を行っていました。
現在も、引き続き観光協会のSNSで観光情報の発信しているので、是非、見てください!

オホーツク大空町観光協会のFacebookはこちらhttps://www.facebook.com/ozora.kankou/
オホーツク大空町観光協会のTwitterはこちらhttps://twitter.com/memanbetsu
大空町のyoutubeはこちら
(安部さんが協力隊時代に行っていた動画は、「協力隊が体験ってみた」、「おおぞらめぐり」です。)
https://www.youtube.com/channel/UCksFG-6H9CDLZ8lPBz-KQmQ/featured

行ったら何とかなるだろう
と思って移住した

移住する前のイメージ

以前から将来的に北海道に住んでみたいと考えていたので、夫婦間での意見の違いは有りませんでしたが、
移住をするというのは、退職をして今の収入や生活をガラッと変えることになるので、こんなに早くするとは当初は考えていなかったですね。
けれど、当時の仕事も転勤が伴う職種だったため、子供たちの環境も考え、早めに移住をする事も有りなのかと考えはじめました。

大空町での地域おこし協力隊の募集を見つけたこともあり、話し合い思い切って移住をすることに決めました。
特に反対はありませんでしたが、娘2人は友達と離れることを寂しがっていたので、悪いことをしたなぁという気持ちはありました。

地域おこし協力隊の募集を見て、大空町について知ったので、道東にあるということも分からなかったです(^-^;
事前に下見に来ることもできなかったため、町のHPや、送っていただいた資料を見て町の情報を知った。
あまり大空町のイメージを持たず、行ったら何とかなるだろうと思って移住しました(笑)

実際に移住して

大空町に来た時には子供がいたので、医療や保育の手当てが充実しているなと思いました。今も助かっています。
町内の病院だけでは対応できないので、網走市や美幌町など周辺地域に行くことがあります。
そんな時でも、領収書を提出し申請すれば手当がつくのはありがたい。

子育て支援メニューについてはこちらhttps://ozoralife.com/support/parenting/

以前住んでいた場所では、家との距離が狭く窮屈でした。
大空町では、家との距離が広くて開放感があるなと思いました。もちろん、風景も開放感があります。
移住した当初、大空町内の景色を見て過ごしていたら、目の疲れが緩和されました!
夏のメルヘンの丘↑

あとは、町中も治安が良くて安全ですね。
冬の雪道の時は別ですが、交通事故も少ないです。

大空町役場で勤務し町営住宅に住んでいたので、地域の人たちに覚えてもらいやすく、地域とのつながりができやすかったですね。
町の広報誌にも紹介していただいたこともあって、顔を広げることができました。
また、子供が学校に通っていたので、学校での関わりもできました。
今振り返ってみれば、初めから恵まれた環境にいることができて良かったなと思います。

大空町は、小規模なイベントを多く行っているので、そのようなイベントを見に行くのが楽しいですね。
地域のイベントで美味しいものを食べたり、知り合いから野菜を頂いたりしました。
また、周辺で売っている野菜などサイズが大きいものが売られていたり、値段も安くてびっくりしました。
今までにない感覚でしたね。

直売所の情報についてはこちらhttps://ozoralife.com/?s=%E7%9B%B4%E5%A3%B2%E6%89%80

移住して大変だったこと

大変だったことは、雪道の運転です。以前、旭川市で暮らしていたときは車の運転をしてなかったので、雪道の運転は大空町に来て初体験でした。
町内だけでは買えないものもあるため、車を運転して周辺地域に買いに行くのですが、移住した初めの冬は雪道に慣れておらず、遠出をするのが大変でした。
今は慣れてきたので、そこまで大変には感じませんが、まだまだ緊張して肩が凝ることもあります(笑)

奥さんは隣町の美幌町で働いています。
初めのうちは通勤が大変でしたが、もう慣れたようです。

買い物についてはこちらhttps://ozoralife.com/ozorapedia/776/
冬の生活についてはこちらhttps://ozoralife.com/ozorapedia/winter/

今後の目標

今後の目標としては、大空町を北海道内のみならず全国区へ知名度を上げて、通過ではなく、たくさんの観光客に立ち寄っていただけるように情報発信に力を入れていきたいです!
生活面では、大空町の大きな空のもとで、家族と楽しく過ごせればいいかなぁと思っています。
現在の勤め先である、大空町観光案内所。観光案内所は、道の駅メルヘンの丘めまんべつの隣にある「メルヘン観光交流センターメルヘンぴっと」内にあります。ここで、観光客の皆様に大空町内の案内を行っています。

大空町への移住希望者へ一言!
どこまでも続く広大な大地、開放感のある空を是非、見に来てほしいです!