「―大空を越えていけー越境図鑑」 大空高校生インタビュー
大空高校生徒たちの素晴らしい探求活動の成果を、多くの方たちに知ってもらいたい。
「越境図鑑リアルボイス編」として高校生にインビューをしました。
(インタビューの一部を抜粋しています)

大空高校生インタビュー「越境図鑑リアルボイス編」フィンランド

「北欧の自然と調和」ハセさん/2年次/フィンランド

Q今回、探究したことはなんですか?
A、林業と環境について探究してきました。

Q探究のテーマについて興味をもって、知りたいと思ったのはなぜですか?
A、森や環境に興味を持ち始めたのは、小さい頃に釧路湿原の保存活動だったり、鳥獣保護センターに行ったり、野外活動に連れ出してくれた父の影響が大きいです。
大きくなってからは、釧路湿原をラムサール条約湿地にするために尽力した人と父が親しくて、一緒に湿原に行ったりしているうちに興味を持ちました。

Q越境先はどこですか?
A、フィンランドです。

Qなぜフィンランドに決めたのですか?
A、フィンランドを取り上げた「虚像の森」という本がありまして、その本にフィンランドの林業の実態や、問題解決するにはどうしていくべきかなどが書かれていて、フィンランドの森には、天然林がほぼほぼ残っていなくて、ほとんどが人工林だと書かれていたことに衝撃を受けました。
それで実際に見てみたくてフィンランドに決めました。

Qフィンランドに行って、何を知りたい、何を得たいと思いましたか?
A、1つはフィンランドの自然や林業について知りたいと思ったのと、もう1つは、今回のプログラムでは、フィンランドの教育についても、かなり詳しく学べると聞いて、今のこの学校での教育制度や、  不思議なところや、不満なところなど、他の国ではどうなのか知りたいと思いました。

Qフィンランドに行って、知りたかったことは知ることができましたか?
A、はい。森のことに関しては、樹種の少なさがかなり印象的でした。
実際に、ぱっと見渡した時、その森では本で読んだ通り、本当に2-3種類しかありませんでした。
地形学的にしかたがないところもありますが、少ないのが印象的でした。
北海道もかなり少ないほうではありますが、高木で50種類くらい、本州だと250種類くらいあります、日本全体だと700種類位の樹種があります。
フィンランドの実際の生息種は50種類くらい、主に林冠を構成する樹種が少ないと言うことです。

Q越境先でうれしかったことは?
A、英語が全然話せないけれど、ちょっと挑戦して、やりたいことなどを伝えてみたら伝わったことです。

Q越境先でおもしろかったことは?
A、フィンランドはサウナの国の印象があると思うのですが、必ず自宅に一つサウナがあるのに、実際はそんなにサウナに入らないらしいです。一週間に一回入るか入らないからしいです。

Q越境先でびっくりしたことはありますか?
A、小学生のころから「自分のやりたいことを見つける授業」があることにびっくりしました。
自主性を重んじる教育を小さい時から受けていることが印象的でした。
高校生が学校祭のようなイベントの準備をしていて、「イベントを増やしたりしないのか」と聞いたところ「学校だけが自分の人生じゃないから増やす気はない」と答えが帰ってきて、すごいなと思った。
日本では、文化祭など、みんなと一緒にやらなきゃいけない風潮だけれど、フィンランドでは自分で考えて、自分のやりたいことをやりたい分だけやる、自己管理が徹底しているなと感じた。
自分のやりたいことに、自分で考えて向かっていけてるところがすごいと思った。

Q今回、越境を経験したことで自分自身、身に付いたことや変わったことがありますか?
A、価値観が国によって全く違うものになるんだと再確認できたのは良いところだと思います。

Qこの経験をどう活かしますか?
A、将来、環境か園芸関連に進みたいと思っているので、そこで活かせる活動をしていきたい、教育について、せっかく学んできたので、町やこの学校に還元できればいいなと考えています。

Q次、越境できる機会があったらどこに行きたいですか?
A、インドを勧められたことがあります。だいぶ価値観が違うらしいです。でも、自分的には、アメリカに一度は行ってみたいです。
ビジネスが盛んな国なので、ビジネスのスタートアップがどのように行われているのか見てみたい。

Q今回の経験の中で、一番印象に残っていることはなんですか?
A、高校の授業見学に行ったとき、中学生からパソコンを支給されて、それで授業をしているのですが、英語の授業中、生徒たちのパソコンをのぞくと、ゲームや内職をしていて、こういうことは、どこの
国でも一緒なんだな。国は違っても同じ人間なんだと感じた。親近感が沸きました。

Q次に越境する後輩に、何と言葉をかけますか?
A、英語が苦手でも、話しかけるのが苦手でも、周りにいる日本人を頼ってでもいいから、英語でどんどん話しかけて行ったらいい思う。

Q越境する前と後で自分の中で、何か変化したことはありますか?
A、英語が話せるようになりたいと思うようになった。

Q次のチャレンジはありますか?
A、探究活動が中途半端のままなので、自分が納得できる形にまとめていきたいと考えています。

Q大空町は好きですか?
A、まあまあです。好きなところも嫌いなところもあります。

Q大空高校を選んだきっかけはなんですか?
A、探究活動があるところと、植物と関われる環境があるところです。

Q寮生活はどうですか?
A、不満はある。10段階評価で表すと4です。設備がキレイなのは良いが、細かい不満がいろいろとあります。

Q大空町があなたのことを応援していると感じることはありますか?
A、留学の費用をなどでは応援してもらってると感じる。町立で高校を建てたり、新しい寮も作ってもらえたのは応援と感じる。

Q大空町は〇〇ならいいのに、〇〇に入る言葉はなんですか?
A、学校に対しては「ごはんがおいしかったらいいのに」と思います。

Q大空町でやってみたいことは?
A、探究活動について、大空町や大空町民たちが協力的だと感じているので、フィンランドでは町と企業が連携して、探究活動からビジネスが生まれる道筋ができていた、大空町でも、この探求活動から、    町の産業が生まれる仕組みができたらいいなと思う。

Q未来の自分に聞きたい事、かけたい言葉はありますか?
A、一歩踏み出してみて。

Q叶えたい夢はなんですか?
A、自然豊かな森を作りたいです。

Q最後に、このインタビューを見た人に伝えたいことはありますか?
A、できるところまでやってみなさい

ありがとうございました。

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