10月19日、通算4回目のセッションとなる今回、スプリント2がスタートしました。これまでに全員で発散させたアイデアの数々をまとめ、方向性を決めていく、という段階に入ります。

まとめには、Miroボードを使い、似ていると考えられるアイデア同士をくっつけ、カテゴリー分けをすることで、グルーピングを行います。そうすることで、どのような「テリトリー(領域)」に意見が多く出ているかといった傾向を俯瞰して見たり、本当に大空町にしかできない差別化要素はどれなのか、ということを探しやすくしていきます。

PROTO OZORA 大空高校 セッション4 Miroボード

そうして見えてきたグループを、いくつかピックアップし、6つの『アイディエーションシート』に落とし込みました。たとえば、「お店がない」「病院がない」「イベントがない」…そんな、あれもこれも無いという意見と、一方で、「星がきれい」「きつねがかわいい」という、何も無いからこそ生まれる価値がある、という逆説的な意見の両方を踏まえて誕生したのが、「『何もない』ことを、売りにする事ができないか?」という切り口です。

そして、アイデアをさらに発展させるために、『何もない』とはどんなことなのか(アイデア)、それは誰のどんな課題を解決するのか(ターゲット)、具体的にどのような体験となるのか(展開イメージ)を一つ一つ検討していきます。結果として、関係人口の創出につながるか、という点も併せてチェックをしていきます。

PROTO OZORA 大空高校 セッション4 アイディエーションシート

6つのアイディエーションシートを、AチームからDチームまで、各チームごとに眺めて、どれが面白そうかをディスカッション。複数選んでも良いし、チーム同士で被っても良い、また、今後検討を進める中で出口が見えなくなったら撤回もOKという、気軽なルールの下で、純粋に自分が面白そう・やりたいと思える、あるいは過去に出して気に入っているアイデアや意見と関連づけられそうだと感じられるものを挙げてもらいました。

PROTO OZORA 大空高校 セッション4

どれが良さそうか眺めるのは楽しい一方で、アイデアの具現化に向けた大切なフェーズでもあり、考えを深めるために、来週もこのアイディエーションシートを使ってさらなる意見出しを行っていく予定です。

PROTO OZORA 大空高校 セッション4 また来週