10月26日、5回目のセッションを実施しました。前回は、Miroボード上でアイディエーションシートを用いて、いくつかのテリトリー(領域)を比較し、面白そうなアイデアの方向性を検討しましたが、今回は、それを踏まえて、ターゲットや具体的な展開イメージを自由に会話しながら膨らませていきます。

PROTO OZORA 大空高校 セッション4 アイディエーションシート

セッションは、AからDまでチームごとに分かれての個別ワーク。チームによって興味は異なるため、どのような方向性にアイデアを育てていきたいか、ディスカッションを深めました。

テリトリーは全部で6つありますが、例えばBチームは、「名前負けしない町になるには、何ができるのか?」、「『最先端の田舎』、を目指してみる!」、「GIVE & TAKEを成立させて、町に人を呼ぶには?」の3つをチョイス。「最先端の田舎」というテリトリーでは、最先端の意味を“教育の最先端”と捉え、ふだん先生では無い人が先生を行うという案が出たり、「GIVE & TAKE」というテリトリーでは、アーティストはキャンバススペースを貸し出す代わりにアーティストに住んでもらうという案が出ました。

PROTO OZORA 大空高校 セッション5 Miroボード

また、Cチームは「『何もない』ことを、売りにする事ができないか?」というテリトリーに注目。街の喧騒から離れて静かに生活したい人をターゲットに、「自分でなんとかしなきゃいけない町」というコンセプトはどうかという意見が出ました。年に何日か自力で生きるための共同生活をする、その暮らしの営みを通して静けさという贅沢を体験してもらうというイメージです。

今回は、段々とアイデアの輪郭がおぼろげに見えてきたと思えるセッションとなりました。次回は、さらにイメージを膨らませて具体化をしていくために、テンプレートを利用して、詳細を考えていく予定です。