10月12日、3週に渡り行われたスプリント1が最終回を迎えました。まずは、前回の振り返りをグループ発表。大空町の「ここが好き」「ここはちょっと変えたい」を自由に言い合いましたが、どんな内容だったかを確認しました。
今回は、そんな前回を踏まえて大空町をさらに深掘りしていくために、「現状の大空町の魅力を知る」・「理想の街を想像する」というテーマに沿ってアイデアを出すことに。いわゆる、「As-Is/To-Be分析」と呼ばれる手法(As-Is(現状)とTo-Be(理想)を書き出すことで、そのギャップを把握し、今ある魅力をさらに伸ばすにはどうしたらいいか、または、現在問題がある場合はどのように解決したらいいかを考えやすくするための手段)に近いとも言えます。PROTO OZORAではこの手法を、単にギャップを把握するだけでなく、眠っている可能性の発掘と、新たな可能性の発見を導くために使用しました。
「現状の大空町の魅力を知る」というテーマでは、大自然やそれ以外でも、どんな自慢ポイントがあるか、また、一人ひとりが「この人面白い!」と思う人を具体的に、miroボード上で付箋に書いていきました。広く知られる『ひがしもこと芝桜公園』や、アスパラやチーズなどの農産品が挙げられた他、商店の方や農家の方、近所の方まで幅広くさまざまな意見が出ました。
そして、「理想の街を想像する」というテーマでは、さまざまなお題を一問一答形式で回答。「世界中、日本中には様々な街が存在しますが、あなたが魅力を感じる街はどこですか?」、「どんな町の売りを言われたら『住んでみたいかも!』と思いますか?」、「大空町といえば〇〇!!、という食べ物を生み出すとしたら、それはどんな食べ物ですか?」などの質問に次々と取り組んでいきました。
住んでみたいと思う町の売りのアイデアとして、中には、「墓が前方後円墳」「毎月1000万もらえる」という一見「えっ!」と思うものも挙がりましたが、例えばフランスには年間数十万人が訪れると言われるペール・ラシェーズ墓地がありますし、1000万円には届かないものの、ベーシックインカムの実証実験はシカゴやロサンゼルスなどで進んでいます。普通に思えない考えにも、たくさんのヒントやチャンスが眠っていることが感じられるセッションとなりました。
次回は、これまでに発散したアイデアを、いよいよ収束させていくために、方向性を定めていくためのディスカッションを実施していきます。