北海道の常識?お節料理は大晦日に食べる!?

お節料理は地域ごとに特色があります。地域の特産物を使用したものや味付けの違いなどがありますが、北海道では特に独特な風習が現代まで根付いています。

年明けのお正月にお節料理をいただきますが、北海道では大晦日から食べ始める家が多いそうです!😲

じゃあ、年越し蕎麦はいつ食べるの?というと、大晦日の夜、昼間に食べる、年明けに食べるなど、家によってそれぞれらしいです。また、蕎麦にニシンの甘露煮をのせた「にしん蕎麦」を食べる地域もあるそうです。北海道らしいですね~(*´ω`*)

そして、年明けのお正月は大晦日に食べきれなかったお節料理やお雑煮を食べます。

と言われていますが、実際はどうなの? ということで、調査してみました!

北海道民に年末年始の過ごし方についてアンケートを行い、計119名に回答していただきました。(調査期間12月1日~12月19日、Googleフォームにて調査)

気になる結果は…?

なんと僅差ではありますが、年明けに食べる家庭の方が多いことが分かりました!風習だと聞いていたのですが、驚きの結果ですね💦

 

「道民はお節を大晦日に食べると言われますが、我が家ではまだ一度もありません。周りでもあまり聞かないのですが、あれって本当なんでしょうか?」という意見もありました。

また、食べないという意見もあり、お節料理離れがあるのかもしれません。年越し蕎麦は、ほとんどの家庭で大晦日の夜に食べるようですね!

そして、年明けはお雑煮やお節料理を食べる家庭がほとんどでした。大晦日にお節料理を食べる家庭は、残りを年明けにも食べるという意見でした。その他の意見として、鍋・すき焼き・寿司・オードブルがありました。いつも通りの食事や外食、特に決まっていない、という意見も少数ありました。

なぜ大晦日に食べるの?

結果としては、年明けに食べる方が多かったのですが…

なぜ北海道では、大晦日に食べる風習があるのでしょうか?調べてみると、北海道の開拓の歴史や江戸時代の風習が関係しているそうです。

北海道の開拓が始まった江戸~明治時代にかけて、日本各地から北海道へ移り住みました。人々の移住に合わせて、年末年始の過ごし方の風習も持ち込まれました。

その1つに「年取り膳」という風習があり、現代の北海道のおせち料理のルーツとなっています。「年取り膳」とは、大晦日に豪華な料理を食べ、年神様に今年1年の感謝を伝え新しい年神様をお迎えする習慣です。使用する食材はタイ・塩イワシ・昆布など、一般的なおせち料理と変わりません。

北海道ではその風習が現代にも受け継がれ、大晦日におせち料理を食べるようになりました。

年末年始の過ごし方は?

年末年始はどのように過ごされているのでしょうか?

家族や親族と過ごしているのがほとんどでした。正月らしい過ごし方をしているエピソードをいくつかご紹介します。

「父が蕎麦を打ってくれるので、蕎麦の出来を言い合いながら食べる」

「北海道版の木で作られた百人一首を家族でする」

「ランニングをしながら初日の出を見る」

「慌てて年賀状を作成する💦」

中には、道外旅行やホテルで過ごしたり、スキーをする方も!大空町にある藻琴山でスキー登山など、アクティブに過ごしている方もいました!

「お酒を飲みたいけど、嫁が雪道を運転したくないので毎年飲めない…」というエピソードも…(^_^;) 今年こそ飲めると良いですね。

初詣は近くの神社に行く家庭が多いそうです。また、食べるものはお寿司やオードブルが多い印象でした。

コロナ過のお正月も3年目を迎えます。

「年明けは色々な方のご挨拶で安否確認する貴重な機会でした」

「親族で集まらなくなり、以前から見ると寂しいお正月になりました」

「今年初めて刺身の盛り合わせを頼み、家族だけで過ごします」

など、親戚一同集まるよりもいつも住んでいる家族で過ごされるエピソードも少数ありました。状況に合わせて過ごし方を変えていることが分かります。

早く、このコロナ過が収まることを願っております。皆さんも、良いお年をお迎えください🎍

 

参考HP:

https://prezo.jp/column/4081

https://www.e-sutokama.com/kamaboko/type.html

 

おせち料理についてはこちら!

その他、冬の生活についてはこちら!

<担当:岩崎>